製図・プログラム
アパレルをはじめ、様々な産業メーカーからの企画や試作の依頼を受けて、製品化するための作図やプログラムを行います。素材原料についての知識や生産技術に関する総合的なノウハウが必要となります。
整経
ポリエステルなど化学繊維から綿など天然繊維に至るまで、様々な原材料の原糸を、一定の環境条件のもと均一なテンションでアルミ製の巨大なビームに巻いて整経します。その後編み機にセッティングされます。
編成(プログラム)
ニッケンが保有する経編機は、コンピュータ制御機のほかマニュアル操作でチェーンベルトによる編成も行います。
何種類もの金属製のコマをチェーンベルト配列に組み込み、規格通りの模様や生地を製造できるようにプログラムします。
製品にもよりますが、通常は長さ3m程度、長いものは10mを超えるものもあります。
編立て
整経したビームを編機に設置し、糸のテンション(張り具合)を調整し、数千本の繊細な原糸が編み立てられていきます。Wラッセル機、Wジャガード機をはじめ、コンピューター制御の編機からマニュアル操作の編機まで多くの機種・機台を保有しています。
加工
編み立てられた生地や製品は、製品規格に基づいてカットしたり、場合によっては加工会社での染色加工や様々な最終加工処理がなされて完成し、検査の上で出荷されます。